ジャケットに写ってるのって、ヤマハのギターだよね?
小ネタ。これはタイトル通り、1970年〜1976年にナイジェリアで録音されたハイライフ他のアルバムです。ちなみにハイライフっていうのは、アフリカ発祥の音楽のジャンルです。
ハイライフ(Highlife)は1920年代にガーナで発祥し、シエラレオネ、ナイジェリア等英語圏西アフリカ及びリベリアに広まったワールドミュージック/音楽ジャンル。ジャズを基調としたブラス/ホーンセッションに複数のギターが特徴付けられる。
Nigeria Special: Modern Highlife, Afro-Sounds & Nigerian Blues 1970-6
- アーティスト: Soundway
- 出版社/メーカー: Soundway Records
- 発売日: 2007/04/03
- メディア: MP3 ダウンロード
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内容そのものもぼーっと聴けるゆるーい楽しいアルバムなのですが、ある時ジャケットに写っている文字とマークが目に入りました。ストラップのところです。…これって、「YAMAHA」って書いてあるよね?マークが「交差した三本の音叉」だし。ヤマハロゴマークの歴史 - ヤマハのブランド - ヤマハ株式会社で確認してみたけれど、多分合ってる。ギタリストの笑顔と相俟って、俄然興味が湧いてきました。
ヤマハがエレキギターの生産を始めたのは1965年頃、加山雄三の映画「エレキの若大将」で使用するためだったそうです。このアルバムは1970年代の音源を集成したものなので、時期的には問題無さそう。普通に輸出もしていたそうだし、海外で入手可能だったのは確か。
では、この頃のナイジェリアはどうだったのでしょう?少なくとも現在のナイジェリアは、貧富の差は大きくとも経済規模ではアフリカ第1位、G20のすぐ下まできているそうですが。ナイジェリアは独立以来ずっと軍事政権と共和制が何度も交代したりしていたものの、1970年代は石油産業が本格的に発展し始めた頃のようで、そういうことなら当時の安い日本製のギターを買うくらいは可能なのか…こんなことばかり考えながら聴いていると、耳に入ってこないな。
以下は、Youtubeにあったハイライフのチャンネル。ゆるゆるな音楽を楽しめます。
Oriental Brothers - Nwanne Awu Enyi (Pt 1)
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