How My Heart Sings

ななほし、やほし、こころほし。

過去記事の紹介、変な楽器でジャズ

過去の記事をいくつか増補改訂しました(おおげさ)。たった数ヶ月前の記事でも、見直してみるとけっこう酷いというか、もっとこう書けば良いのにとか、全然言葉が足りていないなとか、あるものですね。

結果的に「変な楽器で演奏するジャズ」シリーズの紹介、みたいになりました。

ローズ・ピアノとジャズ

ローズ・ピアノっていう電気楽器を知っていますか?企業の名前を付けてフェンダー・ローズと言ったりもしますね。チープな、でも味のある音色がする楽器と思っています。久しく新機種は発売されていませんでしたが、21世紀に入って Rhodes Mark 7 が発売されました。まだ、生きている楽器です。

この記事は、ハンプトン・ホーズというジャズピアニストがローズを弾いているアルバムについて書いています。

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フォークギターとジャズ

この記事は、ハンガリー出身のガボール・ザボというギタリストのアルバムについて書いています。フォークギターにディアルモンド、DeArmondという会社の後付けのピックアップを付けて弾いているそうです。

そもそもフォークギターって何だ。スチール弦アコースティックギターのことか。ギターの分類はややこしくて、いまだに良く分っていないんですが…ともあれガボール・ザボのギターは、良く聴かれるジャズギターとは違った音がするように感じます。

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ヴァリトーンとか、変な楽器でジャズ

エディ・ハリスはビルボードでランク入りするくらいのヒットを出したこともあるジャズサックス奏者ですが、同時に新しもの好きというか、ちょっとアレな人です。妙な音のする楽器を使って嬉々として演奏したり…見出しのヴァリトーン、Varitoneっていうセルマー社が開発した楽器も「妙な音のする楽器」の一例です。

ヴァリトーンっていうのはどんなものかというと、ジャケットに写っているんだけどサムネイルが小さくて分りにくいかも。何だそれ、と思ったひとは、この記事を読んでみてください。

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弦楽四重奏が艶やかに奏でるジャズ、クロノス・カルテット ”Music of Bill Evans”

今回紹介するのは、現代音楽専門の弦楽四重奏団として大変有名な Kronos Quartet 、クロノス・カルテットウッドベースの Eddie Gomez 、エディ・ゴメス、が演奏する「ビル・エヴァンス作品集」です。曲によってギターのJim Hallジム・ホールが参加しています。…けっこう豪華ゲストですね。初めて聴いた頃は、そんなことはまったく理解していませんでしたが。

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セルパンが唸る、チューバが歌うジャズ、ミシェル・ゴダードの ”ImpertinAnce”

チューバという金管楽器を知っていますか?オーケストラの後ろのほうに座っている、とても大きくてとぐろを巻いている、腕に抱かえるようにして持つ感じのやつです。

今日紹介するのは、Michel Godard、ミシェル・ゴダードというフランスのチューバ奏者のアルバムです。この人以外で、チューバという楽器でジャズを演奏している人を、自分は聴いたことがありません。いや、いるかも知らんけど。

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ティンバレスが全てを支配するラテンジャズ、ティト・プエンテ "Dance Mania"

ティンバレスという打楽器を知っていますか? 金属製の筒の上にプラスティック・フィルムを張った楽器です。演奏する時はたいてい、二つずつセットで使用します。自分はドラムセットに組まれているスネアドラムと混同していましたが、スネアドラムは両面にフィルムが張ってあって、音も異なる感じなのだそうです。

今回紹介するのは、Tito Puente、ティト・プエンテ(1923〜2000)の "Dance Mania" です。ティト・プエンテティンバレスという地味目の楽器をバンドの花形に仕立て上げた、掛け値無しに「全米で大人気の」音楽家だったのだそうです。

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チャック・ベリーと「マザー」と「バック・トゥ・ザ・フューチャー」

今日紹介するのは「ジョニー・B・グッド」「メイベリーン」「ロール・オーバー・ベートーベン」等の名曲で有名な Chuck Berryチャック・ベリー(1926〜)です。…ってあれ?まだ存命なんですか。ってあれれ?まだ現役でアルバムを出し続けているらしいです。…それは、たまげたなあ… iTunes Store にはレーベルの関係か、1979年のアルバムまでしか無いようですが。

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