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How My Heart Sings

ななほし、やほし、こころほし。

「ショートショートの広場」って覚えていますか?

読書

今回紹介するのは、星新一(1926〜1997)が編集した、読者投稿式のショートショート集です。自分が持っているのは第2集まで。…って今見たら、星新一が編集していたのは1998年1月の第8巻まで、星新一の没後は阿刀田高が新しい編者になって、すごいたくさん出ているのな。アマゾンで見ると、2008年の第20巻まで出ているみたい。

ショートショートの広場 (講談社文庫)

ショートショートの広場 (講談社文庫)

 

 

ショートショートの広場(2) (講談社文庫)
 

今手元に無いので記憶だけで書くけれど、第1集は確か入選作のさらに上澄みが集められていたはずで、最高に濃縮された味わいがあったと記憶している。笑いあり涙ありどんでん返しあり。一編ごとに目まぐるしく変化していく雰囲気、文体。ってあたりまえだけど。

選者である星新一自身のショートショートを、アベレージヒッターによるクリーンヒット量産、積み重ねとすると、「ショートショートの広場」に収められている作品はどれも投稿者一生一度、一世一代の、地球の重力を振り切って星になるほどの特大ホームラン揃い。夜店で花火の話しとか、30年も前なのに今でも覚えてる。このショートショートを読んでしばらくは、お祭りで夜店が並んでいる片隅に変なおっちゃんが居ないか探してしまったくらい。…酷いネタバレだ。

打率が高いのと一発があるの、どちらがより上とは言い難いよ。在り方が違うのだから比較のしようがないし、してもしょうがない。でも、記憶に残っているのはホームランのほうだけど。そりゃあ、文体も何もかも一編ごとに違うからまとまりはないけどね。特大ホームランを打った投稿者の人も、ホームランはそれ一回きりだったかもしれないけどね。それとも、プロ投稿者なのかも知れないけどね。

ショートショートの広場 花火」で検索したら、「花火」の作者がすぐ分った。「花火」の作者は江坂遊(えさか ゆう)という人で、これも大変に名のあるショートショート作家とのこと。江坂遊 - Wikipedia検索すれば「星新一の唯一の弟子」等々、たくさんの賛辞が並ぶ。なるほど、あれだけの名作を書いた人はその後、ショートショート作家として大成したんだ。何だか嬉しいな。

 

小さな物語のつくり方

小さな物語のつくり方

 

 

あやしい遊園地―奇妙で愉快なショートショート集 (講談社文庫)

あやしい遊園地―奇妙で愉快なショートショート集 (講談社文庫)