バレエ「エリート・シンコペーション」はラグタイムじゃないっぽい

スコット・ジョプリンのアルバムを探していたときひときわ目を惹いたのが、 Philip Gammon & The Orchestra of the Royal Ballet によるこのアルバム。

スコット・ジョプリンのアルバムって、たいてい似たようなジョプリンの顔が載ってるものばかりなんだけど、そのなかにこのジャケ絵だったら目立つよね。スコットジョプリン写真 - Google 検索で検索してみると分ると思う。

Elite Syncopations

アーティスト: Gammon,Royal Ballet Orchestra
出版社/メーカー: Crd
発売日: 2009/05/01
メディア: CD
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Elite Syncopations: Elite Syncopati

Philip Gammon & The Orchestra of the Royal Ballet
クラシック
¥150

provided courtesy of iTunes

Elite Syncopations: The Golden Ho

Philip Gammon & The Orchestra of the Royal Ballet
クラシック
¥150

provided courtesy of iTunes

iTunes Storeに置いてあるものは、全部曲名のお尻が切れているので、ずっと「そんな曲、検索しても出てこんなぁ」って思ってた。アマゾン等に置いてるものは正しい曲名になっている。 ”Elite Syncopati” は ”Elite Syncopations” が正しいし、 ”The Golden Ho” は ”The Golden Hours” が正しい。一つ目は気付いても、二つ目は無理ぽ。…別に全部、お尻の三文字が取れてしまっているわけでも…？いやそうなのか。

このアルバムは、イギリスのバレエ振付家ケネス・マクミランによって、スコット・ジョプリンのラグタイムを中心に他の作曲家の曲も混ぜて構成された、バレエ ”Elite Syncopations” の音楽が入っています。編成は…ひとつ目の動画だと舞台上に、ピアノを中心にベースとドラム・セットが見えますね。ふたつ目の動画だとオーケストラ・ピットに、もっと大きな編成の楽団が入っているけれど、ピアノが主導する場面が多いのは同じ。

www.youtube.com

"Scott Joplin": "Elite Syncopations"

…Philip Gammon & The Orchestra of the Royal Ballet によるバレエ「エリート・シンコペーションズ」の演奏は終始落ち着いた雰囲気で、優雅に、上品に、淑やかに流れていきます。ドラムセットやらを入れた程度では隠しきれない、品の良さみたいなものが滲み出ている感じ。正直なところ、ラグタイムとはとうてい呼べないノリだけれどまあ、クラシック音楽の類いだと思って聴けば、これはこれで楽しめる。

以下に、「エリート・シンコペーションズ」に使用されたラグタイムの原曲について、動画のリンクを貼っておきます。奏者もバラバラなので、バレエ「エリート・シンコペーションズ」と雰囲気が似ているものもある、まったく異なる雰囲気のものもある、という具合です。特に書いていなければ、スコット・ジョプリンの作曲です。