第20回浜松国際ピアノアカデミー、オープニングコンサートに行ってきました。
浜松国際ピアノアカデミーは中村紘子が音楽監督で、若きピアニストの登竜門として今年で20回を迎えた。パンフレットを見ると「ピアニストのための筋肉トレーニング講座」とかあって、これは受講してみたいかも。
オープニングコンサートの会場は浜松市中区、アクトシティ浜松中ホール。ピアニストはJan Jiracek von Arnim(ヤン・イラーチェク・アルニン)、ウィーン国立音楽大学ピアノ科教授。演奏曲目は以下の通り。自分はフランツ・リスト「バラード第2番」めあて。
- J.S.バッハ/ブゾーニ編 「シャコンヌ ニ短調」
- シューベルト「さすらい人幻想曲 ハ長調 作品15 D.760」
- ショパン「舟歌 嬰ヘ長調 作品60」
- リスト「イゾルデの愛と死」(ワーグナー「トリスタンとイゾルデ」より)
- リスト「バラード 第2番 ロ短調」
いつもと違って二階席だったので、それだけでも印象が違うかも、細部がはっきり聴こえなかったのはそのせいかも、とは言うものの…後半のリスト二曲以外、ちゃんとさらったか?大丈夫か?
曲目を見ると腕の立つ人っぽいのに、前半のバッハ、シューベルト、後半のショパンまで技巧がヤバい感じでヤバかった。細かい音符をぼろぼろ落していたように聴こえた…シューベルトの弱音部分で良い感じの音がしてた。「技巧派にしてはアレだし、強制されたにしてはプログラム全部が技巧的な曲だし…何なんだ」と思って聴いていた。
リストの「イゾルデの愛と死」辺りからエンジンがかかってきたというか集中しだしたというか、良い感じになってきた。「バラード第2番」は、目まぐるしく変化する曲想をきちんと整理して見通し良く演奏していたと思う。
終了後は近くのラーメン屋で夕食。ごちそうさまでした。