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How My Heart Sings

ななほし、やほし、こころほし。

ハムザ・エル・ディン、エジプトのウード奏者

今回紹介するのは、中近東から北アフリカ辺りで弾かれるoud、ud、ウードという楽器です。アフリカといってもエジプトはアラビア半島と地理的に近いし、同じ楽器が弾かれたりするくらい文化的にも近いんだなあ、とか何とか考えつつプレイリストを検索してみる。最近買ったものを含めて10枚くらい出てきた。「エジプト」「シリア」「トルコ」と、みっつのプレイリストにありました。

ハムザ・エル・ディン自身の演奏

Escalay

Escalay

  • ハンサ・エル・ディン
  • ワールド
  • ¥500

 

The Water Wheel

The Water Wheel

  • ハンサ・エル・ディン
  • ワールド

 Hamza El Din、ハムザ・エル・ディン(1929〜2006)はエジプト出身のヴォーカリスト、ウード奏者。iTunesStoreでの表記はハンサ・エル・ディンってなっている。エジプトのカイロで、エジプト国営鉄道の電気技師として働いた後に音楽を志す。カイロ大学で、その後サンタ・チェチーリア国立アカデミアで音楽を学ぶ。1970年代からアメリカで教鞭をとる。

第二次世界大戦以降にアメリカは何となく分るけど、何でイタリア?調べてみたけど、エジプトの宗主国はイギリスだけど…普通、宗主国に留学すると思うが。「エジプト イタリア」で検索すると、第二次世界大戦北アフリカ戦線とかがひっかかるけど、これは1940年から1943年くらいの短い間だな。いつイタリアに留学したか見付けられない。第一次中東戦争辺りなのか?

…ジャケットに写っているOud、ウードはアラビア半島から北アフリカ辺りで演奏されるリュートや琵琶に似た楽器で、弦は複弦で五コースまたは六コース。リュートや琵琶に似ていると書いたけれど、先祖を同じくする従兄弟同士なのでそれは当たり前か。ウードの特徴としてはフレットレスであることが挙げられる。ウードの祖型にはフレットが有ったのだけれど後に無くなったのだそう。中近東における微分音を含む音楽体系に合せての改良とのこと。実際、流れてくるのは中近東っぽい音楽だ。

Youtubeで検索すると、ご本人の演奏の動画がたくさん出てくるので、聴いてみてください。


Hamza El Din - Shortunga (The Spirits)

 参考:クロノス・カルテットによる演奏

Escalay (

Escalay ("Waterwheel")

  • Kronos Quartet
  • クラシック

 クロノス・カルテットのアルバム「アフリカン・アルバム」に、ハムザ・エル・ディンの「水車」が収録されています。曲中ではウードを模したピッチカートが多用され、旋律には微分音が頻出する。

最初に挙げた本人の演奏は1971年録音のようで、クロノス・カルテットによる演奏は1992年リリースなので、本人の演奏を聴いて弦楽四重奏でやってみようと思ったのかも知れない。ヴァイオリン属もウードと一緒でフレットが無いから、微分音も普通に可能だしね。