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How My Heart Sings

ななほし、やほし、こころほし。

リヒャルト・シュトラウスなんて一生聴かないと思ってた

ガーシュインとか聴いている最中なんだけど、思い付いちゃったので。

自分は弦楽合奏団でバッハだヴィヴァルディだという曲を弾いてばかりいたせいか、大オーケストラを駆使した派手な曲とか作曲家とかに対して偏見があります。それで、今回のタイトルなんですけど、リヒャルト・シュトラウスなんてのは偏見を持っている作曲家の最たるものです。

 

 

 じゃあ、何でこのアルバムを買おうと思ったのかというと、クレメンス・クラウスは好みの演奏家だからです。クレメンス・クラウスのウィンナ・ワルツは古い録音だけど、そんな悪条件下でも堪らない色気が伝わってきます。もっと彼の録音を聴きたい、でもリヒャルト・シュトラウスは聴いたことがないけど興味が無いというより積極的に嫌い…買って大正解でした。匂い立つような香気、色気。

これを買って以来、リヒャルトシュトラウスのブームが個人的に到来しました。一生聴かないだろうと思っていたのに、先のことは分らないものです。あんまりバリバリ弾かれると疲れちゃうので、これくらいおっとりしているほうが良いです。

オーケストラのなかに一定数の「あんまり弾けてない人」が混ざっている感じの合奏。50年代からぎりぎり60年代の始めくらいまでだと、割とそういうことがありますです。弦の細かいパッセージとか高いポジションで弾いている箇所とか、録音のせいで音が潰れてるんだ音が曇っているんだ、とか言い訳できないくらい「これ、絶対弾けてない人が何人かいる!」感じ。あ、これは弦楽器のことで、管楽器のことは知りません。

1950年代に録音されたクレメンス・クラウスのアルバムから始まり、その後はルドルフ・ケンペの録音とかを買ったりしました。聴いてみて思ったのは、「アルプス交響曲」とか「英雄の生涯」とか、どんな無茶な曲かと勝手に想像していましたが、そんな無闇に派手派手な音楽という訳でも無いのだなと。 「英雄の生涯」なんて解説を読むだけでお腹いっぱいな感じだけど、曲自体は良い曲なんだな。

 ルドルフ・ケンペ

これは1970年代の録音。地味めだけれど木質の良い響き。何より、普通は録音されないような協奏曲などをまとめて録音しているのがすばらしい。

 

 ヘルベルト・プロムシュテット

これは1980年代の録音。ひとつ前のケンペ指揮のものと同じオーケストラ。根っこのところは共通した響きがあるように感じるけれど、ずいぶんと華麗に響くものだと感じる部分も多い。10年ほどでけっこう変化があるもんです。

 

 ヘルベルト・フォン・カラヤン

カラヤンリヒャルト・シュトラウスとか、どんだけ派手派手なんだろうかと思っていた、というか勝手に想像していたけれど、何のなんの。じょうずに演出してくれるしオーケストラは最高に上手いし、すばらしいじゃないですか。

 

Don Quixote, Op. 35: I. Introduktion (Mäßiges Zeitmaß)

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