ペンギン・カフェ・オーケストラってあったよね?
ペンギン・カフェ・オーケストラのアルバムジャケットを、当時はアートっぽいと思って見ていた。今ならジャケットの半ペンギンがキモカワイイと思うだろう。こういう言葉はべんり。
Penguin Cafe Orchestra、ペンギン・カフェ・オーケストラは1972年にギタリストの Simon Jeffes を中心に結成された。1997年 Simon Jeffes の急死により一度活動停止。2007年に実子の Arthur Jeffes らの手によって活動再開し、団体名を Penguin Cafe とした。
旧 Penguin Cafe Orchestra
- アーティスト: ペンギン・カフェ・オーケストラ
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 2008/09/26
- メディア: CD
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1980年代に凄い流行ったのを覚えている。オーケストラってほど編成は大きくないっぽい。クラシック+ミニマルミュージック+エスニックみたいな感じ。エスニックっぽさがかなり強くあるためか、今の時代に聴いても古臭い印象を受けない。電気楽器が入る部分が特に古臭く感じる。でも、その部分が無かったら、当時アートっぽく聴こえなかったしあそこまで受けなかったんじゃないかな。
Youtube にコンサートの動画がありました。"Music For A Found Harmonium" ハーモニウムというのは、ちょうどサムネイルに写っているけれど、足踏みオルガンのこと。
Penguin Cafe Orchestra へのトリビュートアルバム
PENGUIN CAFE ORCHESTRA-tribute-
- アーティスト: オムニバス,KAMA AINA,高木正勝,三品輝起,蓮実重臣,The Other Four,嶺川貴子,高橋幸宏,坂本龍一+高田蓮,anonymass,MOOSE HILL
- 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
- 発売日: 2007/08/08
- メディア: CD
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これは坂本龍一らによるトリビュートアルバム。各トラックごとにクレジットが違うので坂本龍一が全てを取り仕切っているわけではなく、参加者の一人という位置付けのようです。このアルバムは旧 ペンギン・カフェ・オーケストラと比較して電子楽器が多め。トリビュートなのだから、演奏内容が本家と違っていて当然ではある。楽器編成やら音色の選択やらアレンジやら。
本家とくらべて、知的っぽさ-1、可愛い+1みたいな感じ。そのためかっこよさが減っている。おそらく可愛いがプラスになったのに引っ張られたせいかと思うが、やっぱり知的っぽさがマイナスに聴こえちゃっちゃあイカンやろ…
新生 Penguin Cafe
これは急死した前リーダーの息子さんが主催している、新生ペンギンカフェオーケトラによる新譜で2014年の発売。ずっと、iTunes Storeでは売っていないのかと思っていたんだけど、アーティスト名が日本語で「ペンギン・カフェ」となっているために検索できなかっただけだった。なるほど、ジャケットにも ”Penguin Cafe” ってなっているな。改名したらしい。アマゾンでは「ペンギン・カフェ・オーケストラ」のままだな。
旧団体と比較して、クラシック成分、アコースティック楽器が多め。そのせいでちょっと辛気臭くて、上品さ+1、かっこよさ-1みたいな感じ。仕上がりは坂本龍一らのトリビュートアルバムよりさらに少し微妙。
新生Penguin Cafe の動画
新生ペンギン・カフェの動画があったので、リンクを貼っておきます。
一つめ、ピアノを弾いているのが Arthur Jeffes のようだ。ピアノはBlüthner、ブリュートナーを使用。旧 Penguin Cafe Orchestra の半ペンギンのジャケットやらを写して、過去を継承しつつ未来へ、新生ペンギン・カフェ、みたいな作りのビデオ。
二つめ、これはライブの動画。キーボードに Clavia 社の赤い Nord Keyboard を使っているくらいで、後はアコースティック楽器ばかりのようですね。オーガニックっていうんですかね。