ハリクヤマクの「島Dub」があたまおかしい
曲を聴きながら、そしてジャケット絵はあまり見ないようにしながら…そもそも「ハリクヤマク」って何だろう?検索してみると、踊りの名前だとか何とか。このアルバムのアーティスト名はほとんど出てこないな。そして、ここで言う島というのは、歌を聴くと沖縄諸島のことらしいので、このアルバム「島Dub」は、沖縄諸島の歌と踊りをDubしてみたものらしいです。
なおDub、ダブというのはレゲエの手法というか…Wikipediaによると、以下のようなものです。
ダブは(レゲエ)楽曲のリズムを強調してミキシングし、エコーやリバーブなどのエフェクトを過剰に施すことで、原曲とは全く別の作品に作り変えてしまうことである[1]。リミックスの元祖とも言われる。
島Dub
ジャケットの男の人?は、沖繩ふうの髪型ですかね。ちょっと怖いですね。でも、中身は良いんですよ?「多幸山」「雨乞い唄、早作田節」「新センスルー節」と、試聴リンクを貼っておきます。ちなみに、iTunes Storeにあるやつは一曲目が欠けているので注意。
レゲエなので、怠い感じのリズムを刻んでいますね。このリズムの上に乗る元ネタは、沖繩民謡ふうの歌声や三線です。んでもってダブ、Dub なので、緩くて大らかで暖かで豊かな原曲の全てに人工的な強烈な猛烈なエコーやらリバーヴやらがかかっている。仕方がない、原曲とまるで違うふうに再構築するのが「ダブ」だから。あたまおかしいな。褒めてる。
でも別に、原曲は別に台無しになったりはしていないと感じる。無茶苦茶していないとも言えるし、それだけ元ネタのちからが強いのだ、とも言える。
元ネタを聴いてみる
ハリクヤマクのトラックと同じ順番で、各々の元ネタ「多幸山」「雨乞い唄、早作田節」「新センスルー節」の動画へリンクしておきます。さきほど書いた通りなんですが、元ネタ自体に強い個性がありますね。
どれも面白いけど、三つめの「新センスルー節」が漫才っぽくて特に面白い。沖繩言葉が聴き取りできれば良いんだけれど、全部は無理っぽい。