How My Heart Sings

ななほし、やほし、こころほし。

読書

プーランク「ぞうのババール」をいくつも

「ぞうのババール」 ”Histoire de Babar” はフランスの絵本作家ジャン・ド・ブリュノフ(Jean de Brunhoff)によって1931年に発表された絵本。これを元にフランシス・プーランクが1945年に作曲したのが、ピアノと語り手による「小象ババールの物語」 ”L'hist…

ストルガツキー兄弟、「ストーカー」あるいは「願望機」

2008年当時、文学好きの岩波さんにお勧めされたし、古いほうは阪神大震災のときに失くしたっぽかったしということで、買うてきました。アルカジイ&ボリス・ストルガツキー(ストルガツキー兄弟)の「ストーカー」早川書房刊。以下、ネタバレありなのでご注意…

「ショートショートの広場」って覚えていますか?

今回紹介するのは、星新一(1926〜1997)が編集した、読者投稿式のショートショート集です。自分が持っているのは第2集まで。…って今見たら、星新一が編集していたのは1998年1月の第8巻まで、星新一の没後は阿刀田高が新しい編者になって、すごいたくさん…

いまさらだけど「四月は君の嘘」のことを少し話そう

新川直司の少年まんが「四月は君の嘘」は全11巻。ピアニストで主人公の「有馬 公生」と、ヴァイオリニストでもう一人の主人公の「宮園 かをり」の物語です。2014年にはアニメ化されて、作中で演奏される曲を収録したアルバムなんかも出ました。 有馬公生く…

新版 色の手帖

新版 色の手帖―色見本と文献例でつづる色名ガイド 作者: 永田泰弘,小学館辞典編集部 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2002/04 メディア: 単行本 購入: 1人 クリック: 10回 この商品を含むブログ (9件) を見る さまざまな色名に各々、最小1/3ページから最大1…

万古焼、萬古焼、ばんこやき

万古焼は、自分の地元で古くからある地場産業です。現在の主な製品は、「紫泥急須」かな。似た名前で常滑焼の「朱泥急須」というのがあってそっちのほうが有名ですけど、どちらもお茶屋さんの店頭で良く見ると思います。 紫泥急須 - Google 検索 朱泥急須 - …

Re: 暴れん坊少納言、一体誰なんだ…

何か「暴れん坊少納言」の記事が当社比で良く読まれているので、検索してみたら、今無料で公開中なのな。どことは言わないが(気に入らないので)。 violinhi.hatenablog.com 今日現在無料で公開中の「ひた隠せ若さまかせの初作品」でも触れられているが、枕…

村上朝日堂はアホっぽい(誉め言葉として)

表紙見たらすぐ分ると思うけど、ああ、この頃の村上春樹はちょとアホっぽくて良かった…安西水丸画伯の絵と相俟ってちょとアホっぽいの二乗、みたいな。最近の無闇に長いのはきらいや。 「村上朝日堂」のちょとムズってる村上春樹も良いけれど、特に「村上朝…

暴れん坊少納言、一体誰なんだ…

「暴れん坊少納言」2010年完結、全七巻。凄いいまさらですが… 歴史まんが。表紙は女性だし表紙のドヤ顔のキャラの雰囲気からして少納言と言って誰のことか、良い子のみんなは言わなくても分るね? 暴れん坊少納言 I かかし朝浩 青年 ¥510 この表紙は、うんち…